2022-08-15 23:59 [Mon]
生まれた瞬間から死に向かって歩む
» 日記
老いかな。墓参りに行ってきた。久しぶりの外出だ。
今回の納骨堂は人が全然いなかった。
初めての事なのだけど、納骨堂で見知らぬお婆さんに話しかけられた。
「初めて来るところだから分からなくてねぇ」
石本と名乗るお婆さん。とても礼儀正しい人だった。
タクシーでやってきていたのだが、運転手の人にお辞儀をしていたしな。
何やら領収書やら、謎の封筒やらをお供えしようとしていた。
幸い係の人が居たので、そこまで案内してあげた。
気になるのは一人だった事か。80後半~90代ぐらいで、しっかりしていた。
でも腰は曲がっていたし、歩くのも遅めだ。
エレベーターで3階まで上れる事を知らずに、階段を上ってきたらしい。
……なんかね、途端に寂しくて、悲しくて、泣けてきた。
お婆さんの家庭事情は分からない。
だが、結婚せず、子供も居なければ、私も同じ状況になるのか。
納骨堂には父母妹と共に行ったから尚更だ。いつかは……ね。
あと何回揃って納骨堂に行く事が出来るのか。
学生時代、社会人になってからも、私は寂しさをあまり感じない方だった。
最近になってから、ふとした時によく寂しくなってしまう。
何回か書いた気がするが、私は孤独死に耐えられないタイプかもしれない。
今の所は結婚も子供の予定も無い。時と共に可能性はなくなっていく。辛いねぇ
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