2014-05-17 20:49 [Sat]
さようなら、23年間住んだ僕の家
» 日記
本日2014年5月17日23年間住んだ家の取り壊しが全て完了しました。
2013年7月14日に引っ越してからも
10ヶ月近く無人状態で残っていました。
ドンドン
ガリガリ
ガシャーン
すぐ隣なので、こういう音が聞こえるたびに
窓の外をついつい覗いてしまう日々が続きました。
家を取り壊すのに9日間かかっています。
特別大きい家というわけでもなく、当初の予定では
2日で壊す予定だったそうです。
それがガラスや木材、コンクリートなどの分別を行いつつ
取り壊したために時間がかかったそうです。
それにしても見積もりから1週間も遅延するのはデカいです。
家の壊れる音を聞きつつ、壊れる様子を見つつ過ごす日々は
なかなか苦痛です。自分の部屋の部分が壊れされた時とか
泣きそうでした。
半分以上壊された時には、「もう帰る家が無い」という悲しみが襲ってきました。
諸行無常か、
事あるごとに思ってしまいます。
2014年5月8日(木)
壊し始める。
全ての部屋のストーブが取り外された。
キッチン、手洗い場などが取り外された。
居間と和室、トイレが壊された。
天井と壁が壊されて、防寒のためのワタが取り出された。
5月9日(金)
ドアと窓が取り外された。
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5月12日(月)
自分の部屋と和室が完璧に壊された。
屋根も、壁も、床も
5月13日(火)
半壊。
妹の部屋、居間、キッチン、車庫のみとなった。
ピアノが置いてあった部屋も、完全に取り壊された。
この部屋はコンクリートが多かったため、ガリガリと音が五月蝿い。
新しい家が揺れるほどの振動と共に、全て破壊。
アンテナも持って行かれた。
新部屋から見える側の壁が少し割れている。
5月14日(水)
遂に妹の部屋、居間、キッチンも壊れた。
もはや屋根は無い。
どうしても気になってしまうので、昼過ぎまで強引に寝た。
5月15日(木)
車庫も壊れた。
玄関に続く階段を4段残して、ほぼ全壊。
古い家に引っ越す前からあった、最も古いソファーが
まだあった。畳も2畳残っていた。
5月16日(金)
残された階段が壊れた。
車庫の床部分(コンクリート)も壊し始めた。
騒音が酷い。
新しい家が震度3ぐらいの強さで揺れている。
5月17日(土)
遂に全て壊された。
跡地には砂利を敷き詰めていた。
再び貸し駐車場をやるためにだ。
敷き詰め終わった後、
さっそく2台ほどの車が駐車した。
古い家の痕跡は跡形も無くなった。
おしまい
小さい頃、よくこの家にずっと住んでいくとか
思い描いていたけど、そんな事は無かった。
丁度、取り壊し工事が終わる頃にメールが一通届きました。
近所に住んでいる友人からです。
「引っ越した……?」
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