2018-09-27 22:53 [Thu]
長文注意、地震・停電中の記録
» 日記
既に素晴らしい体験記事がネット上には存在する。かつてない揺れと40時間を超える停電 「平成30年北海道胆振東部地震」を体験して感じたこと - ねとらぼ
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1809/21/news029.html
上リンク先は一例。他にも探せば多く見つかる事だろう。
私の身の回りで起きた出来事を、少しずつ書いただけなので、
この記事に関しては、無理をして読む必要はない。
せっかく書いたので記録として上げておく。
平成30年北海道胆振東部地震
https://ja.wikipedia.org/wiki/北海道胆振東部地震
2018年9月5日(水)に書いた私の記事。
結構強い勢力を保ったままだった
http://dqx11.blog81.fc2.com/blog-entry-1324.html
2018年9月6日(木)に書いた私の記事。
駄目かもしれん
http://dqx11.blog81.fc2.com/blog-entry-1326.html
2018年9月7日(金)に書いた私の記事。
マズイ。状況改善せず
http://dqx11.blog81.fc2.com/blog-entry-1327.html
2018年9月6日(木) - 3時30分頃 -
「震度5~6の地震が発生」
コーラと、じゃがりこを用意して、ニコニコ動画を見ようとしていた時だった。
ブログを3時間ほど書いた後だったので、すっかり疲れていた。
「動画を見た後は、すぐに寝て、明日に備えよう」
そう思って、動画を再生し始めた頃に事件は起きた。
最初はちょっとした揺れ。しかし、その揺れが、なかなか収まらない。
次第に揺れが大きくなり、今までの人生で感じた事が無い揺れとなった。
PC、エアコン、部屋の明かり、全てが一斉にOFF。停電だ。
部屋が真っ暗闇に包まれても、依然として強い揺れが収まる気配が無い。
大きく揺れる時間が長く続き、いよいよ身の危険を感じ始めた。
小学生の時に避難訓練でよくやっていた、机の下に避難する行動を取る。
私が居る部屋は3階だ。上から落ちてくる物と言えば、天井と屋根ぐらい?
貧弱な机で大丈夫だろうか。そもそも家自体が崩れて、下敷きになるのでは。
最悪の事態を想像してしまう。
考えを巡らせている間に、本棚の本、UFOキャッチャーなどで入手したフィギュア、
クローゼットの中に積んであるダンボール、色々な物が音を立てて崩れ始める。
ドタドタ!ガタガタ!バタバタ!ガサガサ!
暗闇の中、物が崩れる音が鳴り、そして突然静まった。
寝静まっていた両親と妹が起きる。
「大丈夫かー?」
父が寝室から声をかける。
私は手探りで、PCケースの下に置いてあったペンライトを探し当てる。
PCケースの中を覗く用に買っておいたのだ。まさか、こんな事に役立つとは……。
ペンライトを点けて、とりあえず両親の寝室へと向かった。
幸い、両親も妹も3階で寝ているので、すぐに安全を確認できた。大騒ぎである。
光源を持っているのは私だけだった。
騒いでいるだけの両親と妹へ、次なる行動を指示する。
唯一の光源を持った私が、父と共にもう一つのペンライトを探しに行く。
妹にはスマホで情報を調べるように言う。
結果、ペンライトが2つと、妹のスマホが光源となった。
妹がスマホのラジオを使う事によって、被害状況が見えてきた。
安平の火力発電所が震源地となり、大規模な停電が起きたのだ。
この間、30分ぐらいの時間、ずっと小さな揺れが何度も起きていた。ヤバイ。

2年前の雪の写真だけど、、、分かりやすい写真が無かった。
ゆき、雪じゃないか!
http://dqx11.blog81.fc2.com/blog-entry-392.html
上リンク先より、いつもの夜の様子。
雪が降っているし、まだ少し明るい時間帯だけどね。

いつも通り?節電を止めて元通りに近い。2018年9月22日の様子。ここから……

コンビニの電気が消えた!まだ大きい道路の向こう側の電気が付いている。

バツン。

しーん。

信号が消え、マンションの非常灯と、車のヘッドライトのみが夜を照らす。
最初は実家の周辺のみが停電になり、次々と周りの建物も停電。
大きい道路の向こう側の建物は電気が付いていたのに、、、オワタ。
部屋の窓から見えるコンビニの明かりが消えた時は、絶望した。
24時間ずっと明るく元気に営業していたコンビニが暗闇に包まれた。
真っ暗闇だ……。部屋の中も、外も。
家の前、コンビニの方向、ショッピングモールの方向、どこも闇。
チラホラと建物の窓や、道路からライトの明かりが見える。
目立つ明かりは、車のヘッドライトだけだ。星と月が良く見える。
地震が起きた時、家で飼っている猫も驚いて、
両親のベッドから飛び降りたらしい。
へっぴり腰になった猫を妹が目撃していた。
その後、ペンライトを取りに行く私と父の後を追いかけてきていた。
猫目最強か。しかし猫の精神は地震でガタガタ。
普段は人から離れて行動している事も多いのに、地震が起きてからは、
人の傍を離れようとしなくなった。とにかく怖いらしい。
暗闇の中、スマホのラジオ情報を時折聞きつつ、どうなっているのか、
今後どうするのか、家族間の話が尽きない。
2018年9月6日(木) - 4時30分頃 -
「地震発生、停電から1時間が経過」
ようやく外が薄らと明るくなってきた。小さい揺れは未だに続く。
ラジオからの情報で、日の出は5時5分だと知る。あと30分だ。
スマホのラジオだけでは頼りないので、
100円均一で購入したラジオを父が探してきたのだ。
両親はすぐに電力が復旧すると信じて疑わなかったが、観念したようだ。

日の光が!
カーテンを閉めていても仕方が無い。家中のカーテンを開けて周る。
部屋の窓から見えるコンビニには、多くの車が行ったり来たりしている。
歩きでコンビニに行く人は、歩きスマホをしつつ、ずっと話している。
深夜の時間帯にしては珍しく、とても人通りが多い。
信号が機能していない中、車の往来が激しい。
この状況は朝も続いていた。ひっきりなしに人も、車もいる。
レジが使用不能で営業停止しているコンビニや、店があると、
ラジオで言っていた。そんな中、すぐそこのセブンイレブンは頑張っていた。
お店によっては、まさかの電卓で会計をしていたようだ。
2018年9月6日(木) - 5時30分頃 -
「明るくなり、被害の状況が分かってくる」
239万戸停電。北海道全体の信号99%が機能停止。
電力復旧の見込みナシ。公共交通機関が全てストップ。
小中高全校休校。一部地域で水道ストップ。道路陥没地帯多発。
絶望的な状況が、ラジオで報じられた。

バグった停電情報。ネット回線が非常に遅い。
冷蔵庫の中の卵30個が心配。他にも悪くなる食品が多くあるだろう。
冷蔵庫をなるべく開けない!
実家は新しくオール電化にしたばかりだ。
火が使えない。ガスコンロを用意して、調理を始める。
冷や飯と、炊飯器に入ったままの水浸しの米だ。
すぐにお湯を沸かせる電気ケトルが使えなくなったので、
お湯を作るのにも時間がかかる。
ガスコンロがある祖父母の家で、お湯を作らせてもらう。
トイレの水が流れなくなった。
停電中なので、リモコンの「水を流す」ボタンが効かないのだ。
バケツに水を入れて、一気にトイレに流し込む方法を知る。
特に調べるまでも無く、父が知識として知っていた。凄い。
今後の水不足の可能性を知り、風呂に水を溜めた。
平成30年台風第21号
https://ja.wikipedia.org/wiki/平成30年台風第21号
前日(9月5日)は、2018年最強の台風21号が来ていた。
勢力を保ちつつ上陸するのは、25年ぶりだったそうだ。
その時に停電した場所では、2日連続の停電となる
(北海道でも台風により停電になっていた場所があるのだ)。
台風21号のせいで、関西の方では大変な被害が発生している。
日本は大丈夫なのか?
……以上、ここまで書いて力尽きた。
これも立派な記録である
http://dqx11.blog81.fc2.com/blog-entry-1344.html
力尽きた話の詳細については、上リンク先の記事をどうぞ。
続きは長くなるので、追記の方へ。
この先は少し雑に書いていく。
2018年9月6日(木) - 6時30分頃 ~ 7時頃 -
「日常の生活が始まる」

一向に直る気配が無いバグ。

酷くなっていないか?ネットから停電情報を得る事が出来ない。
妹の会社は休み。会社に行くまでの道路が崩れている。
山の辺りも崩れている。IT関係も停電の影響で休みだろう。
停電が起こる前、1時~2時頃、フロに入ろうかと考えていた。
素直に入っておけば良かった。凄く後悔している。
停電なので冷たいシャワーしか出ない。
地震が起きる直前、食べようと思っていた、
じゃかりこと、コーラが朝食となった。
その後、9時ぐらいに思い出したかのように、じゃかりこの空き箱と、
ペンライトで簡易ランタンを作成した。
懐中電灯に一工夫、明るいランタンの作り方|備える.jp
https://sonaeru.jp/goods/handiwork/groceries/g-13/
上リンク先と似たような感じだ。
じゃかりこの中央に穴を開けて、ペンライトの光が出るようにする。
その上に水を入れたペットボトルを乗せる方法だ。
割と明るかったので、どうしようも無い時はオススメだ。
台風21号が通過した影響で、熱気が戻る。
9月5日の時点で、道内では真夏日の場所があった。
札幌も28度だった。9月6日の今日も同様に、28度近い。
エアコン、扇風機が使えないのが辛い。
エアコンの力で冷えていた部屋も、次第に温まる。
窓を開けるしかなかった。
2018年9月6日(木) - 9時50分頃 ~ 11時頃 -
「買い出しに出かけてみる」
信号がない状況で車の運転が始まる。譲り合い、慎重な運転が大切だ。
危険な行為なのは分かりきっている。多くの人々は、徒歩での移動をしていた。
普段、見かけない通行量だった。
ショッピングモール、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、ホームセンター、
何処に行っても、人が行列を作っている。
ショッピングモールは、オープン当初レベルと同等か、それ以上の混み具合だ。
我が家では、ホームセンターへ向かった。ライトが不足していたのだ。
しかし、ホームセンターの入り口は封鎖。店員さんが裏口入場の案内をしていた。

停電なので当然、店内は真っ暗闇。何もかもが異様な光景だ。
父がモロに写っていたので、上写真は多少、加工してある。
自動ドアの先が闇、凄く不気味だった。
裏口から地下駐車場へ入ると、物凄い人の行列が出来ていた。
店員さんが言うには「1時間ほどの待ち時間」。
しかし行列は、100名を優に超えており、一向に動く気配が無い。
「2時間以上はかかる」と言って、引き返す人が多かった。
少数のお客さんだけを、店員さんが真っ暗な店内に案内する方式だったようだ。
上写真の通り、真の闇になっている。ケガをする恐れもあるからだろう。
店員さんが拡声器を使って説明をする時に、一斉に静まったのも驚いた。
学生時代の教室ならば有り得ない。さすがは大人たちだ。
拡声器を使っても、なおも良く聞こえない店員さんの説明内容。
素晴らしい事に、説明が終わった途端に伝言ゲームのように、
みんなが説明内容と同じ内容を話したため、全体に伝わった。
「携帯電話のバッテリー売り切れだってよ」「だってよ」「だってよ」……。
そして、その後はみんな決まって「どうする?」と話題が続く。
目的はライトだったので関係ないのだが、あまりの列の多さに、
我が家は諦めて撤退した。何十名かは同じく撤退していったが、
それでも全然、行列は減らなかった。
2018年9月7日(金) - 2時30分頃 -
「起床」
18時30分には暗くなり、19時には寝た。しかし夜中に目が覚める。
いくら徹夜明けで、頑張って寝ても長時間は無理だった。
1度目が覚めて、2度寝しても、3度目は出来なかった。

一部電力が復旧。
コンビニの商品は完全に品切れになったのか、人はまったく居なくなった。
店員さんすら居ない。24時間営業のコンビニが閉店した。
すっかり目が覚めてしまったので、私は深夜の散歩に出かけた。
近くのローソンまで歩いて行ってみた。
ローソンに行く途中の大きい道路以外は真っ暗。
人通り、車通りも、まったく無くなってしまった。ゴーストタウンのようだ……。

電源が生きている自販機。飲み物はほぼ売り切れ。音楽を聴くのは久しぶりだ。

パチンコ屋の駐車場が眩しい。

誰もいないようだが、とても明るい。
周りは真っ暗なのに、明るい場所は明るい。
一体どんな違いがあると言うのか。
北電に多めにお金を払っているのかな?それとも自家発電?
目的地のローソンも、いつも通りの明るさだった。
ローソンの方は自家発電らしい。エアコンが効いており、とても涼しい。
アイスは販売停止。ジュースはほぼ無し。スナック系は見当たらない。
店員さんに聞いてみると、入荷未定。物流がストップしていると言う。
コンビニの外でタバコを吸っていた、トラックの運転手さんとも話す。
ローソン周辺が明るいだけで、他の場所は一切明かりが無いらしい。
責任問題に発展するので、物の配達は不可。驚いたと言っていた。

本当なのか?疑いの目しか無かった。

ようやく、まともに表示された停電情報。しかし情報ナシ。
電力回復3分の1だの、4割だのと言うが続報ナシ。
いったい、いつ回復するのだろうか。
2018年9月7日(金)
この日(9月7日)、スマホの充電がいよいよピンチとなった。
妹の車を使って充電させて貰った。
妹が頻繁に車を使って充電していたため、車の調子が悪くなる。
2日後の9月9日に車を点検に出した結果、直った。危なかった。
前日(9月6日)の話になるが、市役所とテレビ局(STV)で、
1人30分のスマホ充電サービスをしてくれていた。
しかし、すぐに定員オーバー。
携帯ショップは軒並み閉店状態で、一切の充電サービス無し。
この差は一体……。私の中で携帯ショップへの反感が強まる。
まぁ、昔から1度も好きだった事は無いけどな。
信号が回復したため、一日中、交通整理をしていた警察官が去る。
「本当にお疲れ様でした」と言いたい。特別ボーナスを出して欲しい。
暑い中、暑い制服を着て、ほとんど休憩している様子もなく、
ずっと交通整理をしていた。笛の音が泣けた。
この日(9月7日)の昼から、地下鉄が復活。
だからと言って、何処に行くのかは謎だが……。
両親の様子がおかしい。リビングでボーッとして、ほぼ動かない。
特に父はやる事が無いと、すぐに寝ようとする。
今回の災害で、北海道の人々のボケが進行していないかが心配だ。
妹ですら、スマホを弄るか、グッタリと寝るか、しかしていなかった。
一方の私は有効な時間の使い方を考え、読書をしたりしていた。
しっかりして欲しいものだ。
祖父母の家にラジオが無い。何処に保管しているのかが不明。
私の家では、自分たちの事以外にも、祖父母の事も考えなくてはいけない。
一時は家にある唯一のラジオを、祖父母の家にあげる話もあった。
情報源を失うので父が反対したのだった。
どちらか一方の家に集まるのも可能だったと思うが、
それはそれで大変なので、その時は誰も提案しなかった。
祖父母は新しくなった私の家には、一度も来た事が無い。
「迷子になる」と言って、来ようとしないのだ。
しかもバリアフリーとも言い難いので、大怪我に発展しかねない。
4人家族で祖父母の家に行っても、居づらかっただろう。
蒸し暑いコンビニ、商品が一切置いていない店、店の入り口の行列、
携帯電話の通信障害、固定電話ですら通話不可。
本当に異様な日々であった。
2018年9月7日(金) - 19時5分頃 -
しばらくはスマホマン
http://dqx11.blog81.fc2.com/blog-entry-1328.html
遂に我が家の電力が復旧。上リンク先の記事へと続く。
相当、端折って書いた。長くなったが地震・停電時の記録は以上だ。
今後もどうなるかは分からない。要警戒だ。
平成の次も酷い事になりそうだし、マジで未来が暗い。何とかなっていくと良いな
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