2019-02-17 23:59 [Sun]
生演奏の迫力はやはり凄い
» 日記
久しぶりに吹奏楽のコンサートを聞きに行った。そういう趣味があるわけではなく、妹の関係なのだけどね。
妹が吹奏楽の社会人サークルに所属しているのだ。
演奏者は50人ぐらい。観客は何人いたのだろうか。
結構大きめのホールで、100人以上はいただろうな。
席がかなり埋まっていた。
公開されたばかりの人気映画以上の観客数だ。
テレビやラジオに出ているアナウンサーの人が司会をしていたのだが、
うーん?ちょっと見覚えが無かったな。
ベテランの人らしく、さすがはアナウンサーな喋り方だった。
ホールとアナウンサー、いったいいくらかかったのやら。
入場料は無料ではない。有料とはいえ、凄くお金がかかっていそうだった。
途中15分休憩を挟んで、2時間の演奏。
やはり生演奏だけあって迫力があった。爆音だぜ。
それぞれのパートで数人いるのだけど、中には一人しかいないパートや、
独特なパートを一人で担当している場合もある。
目立たないパート、目立たない人というのも出てくる。
「あの楽器はどういう音がするのか」
さっぱり分からないレベルで、ひっそりやっている人。
複数人でやっているのに、音が聞こえてこないパートがあった。
一方で、シンバルの存在感は抜群。
シンバルの人は途中で、とても響く太鼓(周りの人がビビっていた)や、
打楽器をカンカン鳴らすなど、とにかく目立っていた。
また全体演奏ではなく、ソロ演奏で強制的に目立つ人もいる。
ソロ演奏が始めるとスポットライトを独り占め。
アレが気持ちが良いのだろうか……。
ソロ演奏終了後、拍手しろの合図が指揮者から観客側に来て疲れる。
合図がなくても拍手する人もいるし、ソロ演奏者は絶頂だな。
一人だけ複数回、ソロ演奏をする人がいて目立っていた。
一切ソロ演奏をせず、全体演奏からも目立たない人がいるのは、
「それで良いの?」と、素人として思ってしまう。
妹は今回ソロが無く、目立たない組だった。全体から見ても地味。
前の方に座って演奏をしているのに、音すら聞こえてこない。
本人には言わない方が良いのだろうな。
「2時間も音楽だけを聞き続けるのは退屈だなー」
と思いきや、あっという間の2時間であった。
妹から噂に聞く人を探したり、各パートの音を聞き分けたり、
楽器の位置関係を見たり、演奏ぶりを見たり、周りの反応を見たり。
終盤の20分ぐらいは疲れて、ただボーッと聞いていた。
聞いているだけなのに、パワーがいるわ。正しい楽しみ方が分からない。
曲によっては退屈そうにしている子供もいた。
演奏が終わった途端、場内アナウンスが流れて、雑に終了。
演奏者が全員ステージから去って、司会進行で終了ではないのか。
急にステージ上で演奏者たちが雑談をし始め、ホールが少し明るくなり、
観客がざわつく。なんだかダラっとした終わり方だった。
そして、妹に楽器を含めた大量の荷物を渡されて、帰される。
「楽器ケースの持ち方も分からないのか、子供か」
と良く分からない罵倒をされながら、疲れて去る兄であった
(その後、身軽になった妹はメンバーと打ち上げ)。
思いのほか疲れてしまったので、早く寝よう……