2018-04-26 22:13 [Thu]
EP8 最後のジェダイ が忘れられない
» 映画
また眠れない日になってしまった。EP8 最後のジェダイ を映画館で観た
http://dqx11.blog81.fc2.com/blog-entry-1141.html
問題作スターウォーズEP8 最後のジェダイ。
一周周って、私の中で「最高のクソ映画」という称号になりそう。
例の如く、調べ物の最中に脱線した。
まったく関係のないページだったのに、EP8に関連したページリンクがあったのだ。
ついついクリックして、内容を見てしまう。
コメント欄は大荒れ。「良い」「悪い」の意見が、それぞれ出ていて賛否両論。
元々のページ内容よりも、濃い内容のコメント欄を全て読んでしまった。
数えたわけではないが、「悪い」意見の方が多く見られた。
以前、映画の感想を散々書いたので、再び書くつもりはない。
まだまだ書きたい事はあるけど、もういいよ。
記事として吐き出したつもりなのに、まだ私の中でEP8の熱が収まらない。
今回も考えるだけで、夜も眠れなかった。
良い映画の一つの考え方として、
「考えさせられる、印象に残る」要素がある。
昨日の夜、気が付いてしまった。EP8も当てはまっているのだ。悪い意味で。
【考えさせられる要素】
恐らく元々は、前記事に書いた通り「善と悪の曖昧さ」がテーマ。
「善と悪の曖昧さ」を考えさせようとした映画なのだと思う。
しかし、私にとってはそんな事はどうでも良い。
テーマが描ききれていないとも言える(実は別のテーマを描いていた?)。
EP8を見て、「善と悪の曖昧さ」について考えを巡らせた事がない。
負の側面で、考えさせられている事に気が付いた。
スターウォーズ映画とは何なのか?
良い映画、悪い映画とは何なのか?
どのような品質チェックを行っているのか?
D社はどれだけ作品に関わって、コントロールしているのか?
映画業界の権利関係、スターウォーズ作品の管理について……など。
一本の映画で、本当に様々な事を考えさせられる。
もしかして、ライアン・ジョンソン監督は神なのでは?
【印象に残る要素】
賛否両論となるシーンが、てんこ盛りだ。
悪い意味で、色々と印象に残っている。
映画を観終わった後に、何も残らないのは平凡(またはクソ)な映画。
ドンパチアクション映画にだって、俳優のカッコイイアクションが印象に残る。
良い画や、感心するセリフ回し、演出など、何かしら残るものだ。
では、EP8はクソ映画として何も残らなかったのか?
と言えば違う。
スターウォーズ「シリーズ」として、どうなの?というシーンばかりだ。
必ず話題に上る、フォースの濫用。
無意味な新キャラ、無意味なシーン。
人気キャラの扱い、性格の改変。
カット編集の雑さ。寒いギャグ。
一本の映画で、本当に様々なシーンが印象に残っている。
もしかして、ライアン・ジョンソン監督は神なのでは?
以上、EP8は見事に「考えさせられる、印象に残る」映画なのだ。
評論家の人たちや、このEP8を「良い」と言っている人たちは、
こういう考えなのだろうか?
コメント欄を読んでいて、度々見かけたのが「新しさ」という言葉だ。
映画としての新しさは特に無い。
スターウォーズ映画としての新しさだろう。
確かにシリーズをぶっ壊す勢いで、色々とやったEP8は新しい。
「スターウォーズに新しさが無ければ、新規客が付かない、シリーズが続かない」
ここの所が難しい。私は老害かもしれない。
今まで通りのスターウォーズでも、十分に魅力的に思えるからだ。
古さはあるものの、今観てもEP4~EP6は、そこそこ面白い。
EP1~EP3だって面白い。焼き回しはあるものの、EP7も、まぁまぁ面白い。
色々と新しい事をやったEP8は、と言うと個人的には面白く無い。
EP7が焼き回しだと批判されたから、EP8は新しい事をやった天邪鬼なのかな?
EP1~EP6のように、普通に世界観を広げる、物語を展開するだけで良いと思う。
焼き回しが批判されたのであって、普通の映画を作るなとは言われていない。
そもそも新規客が気にするような事でもない。
王道ワンパターンで続いている作品はある。
新しさが必要な場面は、飽きられている時や、売り上げが落ちている時、
人気が低迷している時、ちょっと変わった外伝を作る時などではないか。
スターウォーズに新しさは求められていたのだろうか。
EP8が絶賛されて、評論家の評価は良い。観客からも良い評価が出ている。
悪い評価が無視されて、今後はEP8からの新しいスターウォーズになっていくのか。
目が離せない。
EP8のせいで眠れない日が、まだ続きそうだ。助けて、ライアン・ジョンソン監督!