2018-03-18 23:37 [Sun]

EP8 最後のジェダイ を映画館で観た

    » 映画
    スター・ウォーズ/最後のジェダイ (EP8)を2月の終わり頃に映画館で観てきた。
    毎度の事ながら観るのが、上映期間終了間際の滑り込み。
    それでも一切ネタバレせずに、ワクワクしながら観に行った。

    4DX スターウォーズ(EP7についての過去記事)
    http://dqx11.blog81.fc2.com/blog-entry-336.html

    ……なぁにこれぇ?

    うーん、残念。最低評価。まさかのスターウォーズで、個人的に最低の評価。
    衝撃的、問題作という意味では大成功。後世に語り継がれる映画だと思う。
    シリーズ映画として変だからね。
    エンタメ映画ではなく、凄く難しい映画になってしまった。
    全てを書くと、3記事分ぐらいになりそうなので、なるべく簡潔に書こう。

    【何この映画、何が言いたかったの?テーマは何?】
    まず映画を観終わった私は、真っ先に頭を悩ませた。
    帰りの地下鉄で、寝るでもなく、スマホを弄るでもなく、
    ずっと「うーん、うーん」と、腕を組んで考えていた。

    そして、ようやっと「善と悪の曖昧さ」がテーマなのかと気が付いた。
    今までのスターウォーズは「親と子、家族愛」がテーマの映画だった。
    その一環したテーマを、今回は捨て去った。

    良いモン(ジェダイ、反乱軍)にも悪いところはあるし、
    悪いモン(シス、ファーストオーダー)にも良いところがある。
    全ての人間は、完全に善悪に区別できない。
    まぁ、悪くないテーマだが、それをスターウォーズでやるぅー?
    今回の映画を観ていて、違和感があった原因の一つだ。

    「コイツら何で戦っているの?」
    と、テーマに気が付く前に、ずっと思いながら観ていた。
    スターウォーズはドンパチ、SFアクション映画だと思っている。
    「悪モン倒したぜ!ひゃっはー」「平和になったぜ!いえーい」
    な映画。そして細かい部分で、設定が凄い。
    毎回、倒すべき敵や、達成すべき目標が映画内で提示される。

    今回は、倒すべき敵や、達成すべき目標が分からない。分かりづらい。
    少なくとも、一回観ただけの今の私は分かっていない。
    何故か戦って、ワチャワチャやっているだけの映画。

    小目標はあった。脱出しよう!誰々に会いに行こう!
    で?問題は「小目標を達成したから何だと言うのだ」と言う点。
    脱出すると、戦いに勝って平和になるの?
    誰々に会うと、戦いに勝って平和になるの?
    今行っている事は、平和に繋がる行いなのか?
    大目標は平和じゃないのか。
    平和になるためには、大ボスを何とかする、カイロレンを何とかするじゃないのか。
    大目標への繋がりがさっぱり分からない小目標の連続で、
    結局、「コイツら何で戦っているの?」になってしまった。

    更に、「善と悪の曖昧さ」が絡む。
    カイロレンは本当に倒すべき悪なのか?
    大ボスは本当に倒すべき悪なのか?

    こうなってくると、いよいよ本格的に目標が分からない。
    どうしたいの?どうすれば良いの、満足なの?
    戦うのが好きだから、戦っているようにしか見えない。
    今回のスターウォーズは、まさかの戦闘シーンが蛇足状態なのだ。


    【スターウォーズ史上、最長の上映時間にして説明不足】
    20時に席に付いて、終わったのは22時50分頃だった。
    上映時間は150分ほどだ。
    これでも、やむ無くカットしたシーンが多数あるそうだ。
    元々は200分越えの超大作。ブルーレイには未公開シーンが山ほど入る事になる。

    何と言うか、雑。綺麗に、まとめる力が無いようだ。
    シーンが繋がらない場所があって、
    「何故ここに居るの?どうやって脱出したの?」
    という疑問が、初見でも存在するほどだ。
    よーく考えればオカシイのではなく、明らかにオカシイ。
    力量不足としか思えない。もっと丁寧に作るべきだった。

    上の方でも書いたが、戦闘シーンは不要だった。戦闘シーンはオールカットで良い。
    難しい事をツラツラ言うので、戦闘よりも語りの部分を補足すべき作品だった
    (もはやスターウォーズとは言えない気がするけどな)。
    ギャグシーンも、やたら目立ったが、全て不要だろう。
    そんな無駄な事に時間を費やすならば、セリフ部分をもっと強化しろ。

    ティム・バートン版バットマンから始まる、バットマンシリーズの悪夢が蘇った。
    ティム・バートンが監督したバットマン映画は素晴らしかった。
    子供心にカッコイイ!と思った。
    しかしシリーズが進み、別の監督となり、妙にギャグが多くなった。
    明らかな子供向け映画になっていった。
    子供向けになったはずなのに、子供時代の私の心は離れて行った。
    「なんかカッコ良くない……」「これは違う」と。

    今回の映画のギャグシーンも、同じ感覚だった。
    まるで面白さを感じない。
    「子供に媚び始めたのか」と真顔で見ていた。

    むしろ露骨に媚びなくても、スターウォーズは子供心を掴む映画だ。
    EP4~6を観て、子供時代の私は金色のロボット(C3PO)の映画だと喜んでいた。
    もちろんダースベイダーの怖さ、カッコよさにも惚れていた
    (EP6のマスクを外すシーンで、カッコ悪くてガッカリした子供時代)。
    EP1~3だって、ライトセイバーの殺陣がカッコイイ。ワクワクした。

    今回のEP8には、小難しい話しかない印象だ。
    子供時代の私ですら、酷評しかねない。

    カットの犠牲になったのか、R2D2、C3POは全然活躍しない。
    BB-8は反則級の活躍をするものの、キャラとの絡みが少ない印象。
    チューバッカも登場するが、シーンは少なめ。謎の小鳥はアピール大。

    EP7を観て期待していた、フィンとレイの関係、フィンとポーの友情、
    そこら辺が無い。主人公だと思っていた、レイ、フィンの影が薄い。
    一方で、ポーはやたら出張ってくる。
    EP7のポーは嫌いじゃなかったが、今回のEP8のポーは大嫌いだ。

    キャラが多すぎて扱いきれなくなっている。
    EP7の続編なのだから、レイ、フィン、ポー、カイロレン辺りを中心に、
    置くべきなのに、新キャラを登場させたり、旧キャラが目立ったり、
    目立たなかったり、一人にフォーカスし過ぎだったり、、、
    とにかくヘタクソ!このドヘタクソ!!

    もしかすると、編集する人が仕事に失敗した可能性がある。
    ギャグシーン、戦闘シーンをオールカットして、再編集すると、
    そこそこ良い作品になる可能性もある。望みは薄いけどな。


    【3部作のシリーズ映画2作目なのに完結編】
    何が何だか分からない。とにかく次回のEP9に対する期待が無い。
    EP7では色々と期待させてくれた。伏線がたくさんあった。
    ネット上で多くの予想が登場した。EP8で、どうなるのかワクワクしていた。

    そんな期待を、EP8は最悪な形で裏切った。
    「まぁまぁ、そんな話は置いておいてさぁ……」
    と、全ての伏線をゴミ箱に捨てた。
    EP7公開後に出てきた全ての予想を裏切る映画だ。
    予想を裏切るのは喜ばしい事なのだけど、裏切り方が最悪だった。
    結局、何が何だか分からない。

    納得するわけないだろ。
    しかも、EP9で真実が明かされる可能性すらも潰した。
    伏線をゴミ箱に捨てたはずが、スターウォーズごとゴミ箱に入ったかもしれん。
    驚くべき事に、「EP8で完結」と言われても不思議ではない出来なのだ。
    伏線には何の意味も無い事が明らかになったからだ。
    次に繋がる要素が無い。EP6から、EP7のファーストオーダーのように、
    いきなり謎の展開からEP9が始まる可能性すらある。

    今回のEP8は、EP7の評価すら落としかねない出来だ。
    説明して明快にするどころか、より意味不明に、より説明不足にしていった。
    しかも期待できない方向へ。分かるけど、分かりたくないよ、そんな事実。

    今回のEP8の監督、ライアン・ジョンソンは相当の問題児。
    問題児だと思うけど、ディズニーは大絶賛。
    まさかのEP10、11、12の監督に大抜擢されてしまった。
    好き放題にやって、大混乱に陥れた結果、
    「スターウォーズではない、何か」を作り上げた監督なのにな。

    賛否両論は、評論家に対してD社が圧力をかけたのが正体な気がする。
    大企業怖い!大ボスは金の暗黒面に取りつかれたD社だろう。
    シスの暗黒卿が、D社の幹部に紛れ込んでいるぞ。
    もしくは失敗を認めたくない、大企業の社員が行った応急処置か……。

    スターウォーズという看板を外した、独立した映画だとしても、
    凡作とクソ映画の狭間を行ったり来たりする出来。
    ギリギリ、クソ映画だと思う。
    レンタルショップに置くとしたら、
    SFでも、アクションでも、人間ドラマでもない。
    特に意味はないけど、宇宙が舞台だからSF棚という感じの妥協で置くしかない。

    しかし、ライアン・ジョンソン監督はスターウォーズEP8を作ったのだ。
    スターウォーズの正史として刻まれる。スターウォーズコーナーに置かれる。
    EP8をスピンオフ作品にしたとしても、ローグワンに失礼だ。
    「スターウォーズの正史ではない、スピンオフならば雑に作って良いのか」
    と、今後の質の問題に関わってくる。

    一応、EP9も公開されたら観るつもりだけど、話は繋がるのだろうか。
    EP7で始まり、EP8でリセットされた物語が、EP9で始まって終わるのか。
    EP9から10に続くような終わり方で、実質6部作になったら無計画すぎる。
    さすがにEP10は付き合えないかもしれない。ライアン・ジョンソンだしな。
    ライアン・ジョンソン監督について詳しく知らなかったけど、
    私の中での評価は地の底に落ちたぞ。



    簡潔に書くと、序盤に書いた割には書き過ぎた。
    それだけ私の中でも スター・ウォーズ/最後のジェダイ (EP8) は問題作。
    ライアン・ジョンソン監督は問題児。D社は暗黒面。
    EP8の事を考えるだけで、夜も眠れない。本当に。
    せっかく忘れかけていたのに、記事に書こうと思い出していたら、
    眠れなくなった。しかも、不安感とイライラに襲われる。
    いけない!私も暗黒面に落ちそうだ!!D社に雇ってくれ!!!

    ちなみにEP8にも良い点はあったよ。

    絵が綺麗だった。
    強くなったルークが少しだけ見られた
    (終盤のルークが凄くカッコよかった!
    物語的には不要な展開だったと思うけどさ。カットして良いよ)。

    うーん、以上?
    良い絵になっているシーンはあった。
    少し露骨かなとは思うけど、美術的な面で、もっとやっても良かった。
    せっかく宇宙が舞台なのだし、有り得ない美しさを追求すれば、
    この映画(EP8)の価値が上がった。

    EP7の巨大な宇宙船が砂漠に墜落している絵とか、凄く好きだよ。
    今回のEP8では、塩の惑星の赤とか、二つの太陽とかか。
    レイとルークが出会った孤島も絵になっていた。

    スターウォーズの今後が凄く心配、不安だ。
    そんなにスターウォーズファンというわけではない。
    単なる映画ファンの一人として、良い映画が減るのは悲しい。

    EP8について、なるべく良い点を挙げているレビューを読む事にしている。
    たまに悪い点を読んで共感するけど、良い点は難しいからな。
    良い点を読んで納得する部分もある。だけど私の意見は変わらない。
    良い点を沢山知った後に、もう一度映画を観て、評価を変えたい。

    もっと書きたいけど、もうEP8の事はあまり考えたくない。苦しいよ、これ



























    以下、ネタバレ。メモ。
     

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