2017-02-24 22:58 [Fri]
金曜日が日本社会を救うのか
» 日記
2017年2月24日、プレミアムフライデーが開始。15時には退社する。
これは良いな。小中学生の気分になれる。
労働時間の問題よりも、消費喚起の目的が強いらしい。
名前だけだと、ソフトバンクのスーパーフライデーを思い出す。
(スーパーフライデーは割引クーポンや、引き換えクーポンなどが貰える)
ニュースを見ていると、ウキウキ気分で退社する人々が映っていた。いいねb
……一方で、当たり前のように働く人々の意見も映った。
「人が足りないから、休んでいる暇がない」
「小さい企業だから、休んでいる暇がない」
「休んだら、仕事が積み重なるだけだ」
おk、働き者の日本人たちだ。私も間違いなく、休めない方に分類される。
前の会社にまだ勤めていたら、絶対に休んでいなかっただろう。
会社を辞めてから知った単語がいくつかある。
特に、ワーク・ライフ・バランスなんて単語は知らなかった。
働いていた時から既に存在していた言葉なのに、まったく浸透していない。
周りの人たち、違う会社の人も含めて、まったく話題にならなかった。
「ワーク・ライフ・バランス(どやぁ)」
と、言葉だけではなく、ガチで活動して何とかして欲しい問題だ。
上の3つの、当たり前のように働く人々の意見は、そのままだ。
おそらく、ワーク・ライフ・バランスなんて言葉を知らない。
そして、私が更に感じた事は、身の丈に合っていないと言う事。
「人が足りない」のならば、そんな仕事を引き受けるべきじゃない。
「小さい企業」ならば、小さい企業なりの働き方をするべきだ。
「休んだら仕事が増える」のならば、それは余裕のない無理な働き方だ。
……という意見を言うと、必ず「甘え」という反論が出てくる。
無理をしなければ、会社を大きく出来ないし、儲けが出ない。
そのためには人を(精神的に、あるいは肉体的に)殺すしかない。
地獄のように思えるが、これが日本人なのだ。
生産性が低くても、小銭しか稼げなくても、とにかく働いて死ね。
そうやって会社を大きくして、利益を拡大し、日本に貢献するのだ。
もしかすると、どっかの国に会社が買収されちゃうけどな。
会社を大きくした人たちが去った後、
会社に残るサービスや、残っている人の質が、どうなるかなんて分からないけどな。
意識を変える必要があるのは、上の世代の人たちだ。
部下に出来る事は少ない……。
下の立場の人たちの意見は、ほぼ通らないのだ。
私は少し反抗的な行動を取った結果、評価を下げられた事がある。
理論武装が足りなかったのだろうな、今となってはどうでも良い。
とにかく縦割り社会なのだから、上の人間をどうにかする必要がある。
今はまだ若い人たちが、上の立場となった時にどうなるのか。
義務教育に、コスト管理とか、スケジューリングとか、ホウレンソウとか、
仕事に関する内容も含めるべきだろうな。
やる事が増えて、学生が可哀想だけど、後々に自分たちを助ける術になるはずだ。
労働環境改善は根が深い。
実際、プレミアムフライデーで早く退社できた人たちも、
「休めない」と言っている中小企業の人たちの力があって退社できているのだ。
他社とは一切関係がないというならば別だが、大企業ならば多かれ少なかれだろう。
幸せそうな顔を支えている、死にそうな顔の人たちを思い出してあげて欲しい。
仕事を発注する時は、料金マシマシでお願い!
そのお金で余裕を持って仕事が出来るように人員を増やして!
全員が一斉にプレミアムフライデーで休むと、お店が閉まってしまうので、
そこは仕方がない。飲食店の人たちなどは、日をズラして是非とも対応して欲しい。
そして、プレミアムフライデーに関して調べていたら、
「ゆう活」なる言葉を発見した。税金を使って、次々と造語を生み出している。
もちろん、私は「ゆう活」を知らない。ようはサマータイムみたいなモノなのか?
2年前から始まっているのか?そもそも話題すら聞かない。
「ゆう活」のように、プレミアムフライデーも忘れ去られないで欲しい。
毎月1日だけ実施されるのだから、息切れしたら、かっこ悪いぞ。
そうしてお金が少しずつでも使われれば、少しは元気になるだろう。
労働環境の問題とは別とはいえ、密接に結びついている。
その事を忘れずに、頭の良い人たちには対策を打ち出して欲しい。
私は毎日がエブリデー!貧乏だけど、プレミアムな日々を過ごしているぞ☆