2017-01-28 22:19 [Sat]
バイオV リトリビューション の録画を観た
» 映画
2016年12月にテレビ放送されていた映画の録画。楽しみにしていたけど、内容は薄かった。
1時間半しか無かったので、かなりの部分がカットされているのだろう。
ノーカット版が観たい気もするし、観たくない気もする。
映画版バイオは、いよいよドンパチ映画になったのだ。
冒頭のジルがアリスを拷問している時の会話の内容。
ジルも、アリスも良い事を言っていた。
まさに観客が気になっている情報と言って良いだろう。
しかし、映画が進んでも何一つ解答は示されなかった。
永延とドンパチして終わる。
さらに少し進んだ後の、アリスとエイダ(+ウェスカー)の会話。
アリスが置かれている状況説明、世界観の説明。
とても興味深く面白かった。そして、この映画の全てだ。
このシーン以降は、ドンパチだけだ。
伏線めいた部分が、いくつか存在した。
アリスのケガ、クローンたち、バイオハザードの研究……。
今後の展開に繋がるのだろうか
(多分、忘れ去られるだろうな)。
18~24ページの漫画に収まるレベルの内容だったと思う。
緊張感が無い。誰がどうなろうと気にならない。
銃弾がスローモーションで飛ぶ演出が、やたらに記憶に残っている。
銃弾のスローモーションは、多様厳禁の演出だと思うな。
ドンパチ映画にしても、出来が悪い部類だ。
カッコイイ女性たちが、キレの悪いワイヤーアクションをする場面を見て喜ぼう。
そう、女性の出演陣は良いぞ。
新登場の反日エイダは、映画で見ると美しい。
違和感のある前髪も映画だと気にならない。
チャイナドレスの下は、紫のパンツではなくホットパンツのように見えた。
もっと活躍が見たい。絶妙な美人さんだ。
映画版バイオ1で死んでしまった、ミシェル・ロドリゲスが復活したのも嬉しい。
カッコイイし、この人はかなり好き。
普段着姿の時の、下したロングヘアーもグッド!
意外な一面を見せられたようで、キュンキュンするよ。
呆気ない退場をするのは、とても残念だけど……。
ジルは面影が無いけど、同じ女優さんらしい。
ゲームでもジルの見た目は、やたらに変わるからなぁ。
今回は胸の谷間をやたらに強調していた印象。
谷間は嬉しいけど、コスチュームデザインはもっと何とかして欲しかった。
バイオ5のジルが着ていた元デザインのコスチュームは、もっとカッコ良かったぞ?
恐らくタイツのような生地ではなく、ライダースーツのような皮生地にする必要があった。
あとは細かい装飾だろう。胸に付いている赤い宝石は良かった。
一方で、男性陣の残念っぷり……。
レオンは、やはりカッコ悪かったよ。もっとカッコイイ人にしよ?
キャラとしても、あまり目立っていなかった。
映画版バイオは、クリスが一番カッコイイな。
そのうちクリスはジルとイチャラブするのかな。
レオンがエイダにセクハラしていたけど、そういうキャラじゃないし!
今後の展開にも、あまり期待を持てない。
そして、レオンが率いてきた男たち。
アリスサイドと、レオンサイドで話が進んでいく都合上、
レオンサイドとして男たちはもっと頑張るべき。
前作アフターライフの方がキャラ描写が優れていた。
男たちはモブキャラ的な描かれ方しかされず、どうでも良かった。
緊張感を殺した男たちと言って良い。もったいない。
まさかのバリーも登場するけどさぁ……。
レオン同様、もっと似ている人にしよ?
そして、この映画は全体的にコスプレ感が凄まじい。
衣装デザイナーは、ちゃんと仕事しろ!!
レオン、バリー、ジルの衣装は酷い。
一方で映画オリジナルのアリスの衣装は良い。
力を抜かずに、全体的に頑張れよ。
映画のラストも酷いの一言。まるで地獄だ。
絶望的な状況を演出したかったのだろうけど、あまりにも馬鹿馬鹿しい。
悪い意味で「これからどうなっちゃうの?」と感じた。
現実感のある近未来SF的な世界から、まるでファンタジーに突入したようだ。
今までのシリーズのエンディングと比べて、明らかなパワーダウンだろう。
カプコンは安心して欲しい。
もう絶対に映画がゲームを超える展開になる事は無い。
そう言い切れるほどに、今回は駄作だと思った。
見所は女性陣だけだ。男優のチョイスをもっと頑張れ。
衣装デザインももっと頑張れ。話ももっと頑張れ。
ドンパチ映画にしたいならば、
エクスペンダブルズに出演している人たちの映画をそれぞれ参考にしろ。
クリスチャン・ベールや、キアヌなどの映画からSF的要素の勉強しろ。
個人的に映画版バイオの中で一番ダメだった。最終章とやらは、どうだったのだろうか