2016-10-20 23:59 [Thu]
シン・ゴジラ を映画館で観た
» 映画
昨日、観た1本目の映画、シン・ゴジラ について。外出先からの更新!
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良い意味で期待を裏切ってきた映画だった。
話題になっているけど、どうせ流行っているからだろう。
どうせ日本映画だし、ゴジラだし……。
と思っていたら、凄い映画だった。
映画本編の前に、他の映画の予告CMを流すのが、
映画館のお決まりのパターンなのだが、他の映画ひどい。
シン・ゴジラは日本映画なので、予告CMもほとんどが日本映画。
その日本映画は、私が馬鹿にしている日本映画そのもの。
泣き叫んで、怒鳴って、笑えないギャグをやって、美男美女が惚れた腫れただのやって、
最後にどうせキスして終わるのだろう。恋愛もの映画として観ても、雑で低品質。
本業が役者じゃない人が主役をやって、大根演技を披露するし、
本業が役者の人ですら、大根だったりするし、本当に最低だ。
……一方で、シン・ゴジラ。上記に書いた要素が一切ない。
意味不明だったり、沸点が低すぎだったりで、泣き叫んだり、怒鳴ったりしない。
納得する場面で、適切な感情表現をしていた。
(泣き叫ぶ場面があったかは、よく覚えていないけどな)
美男美女という点で言えば、竹野内豊、石原さとみ、が出演していた。
当たり前だけど、二人とも納得の演技だった。
前情報一切なしで観たため、まさかまさかの俳優陣で驚いた。
竹野内豊が出てきたところで、「うほー!マジか!?」と思ったし、
石原さとみが出てきたところで、「ふつくしい、てかキミも出てたのか!?」と思った。
他にもお馴染みの実力派俳優さんが次々と出てくる。
「凄い、これぞ映画!」を感じさせられた。
(だいたいの日本映画は、ドラマの延長線上だ)
個人的に注目している俳優さん、高橋一生、も出ていた。
やはり良いキャラしてらっしゃる。
ベネディクト・カンバーバッチの低音ボイスが注目されているとのニュースを、
見た覚えがあるのだが、私は高橋一生の低音ボイスが好きだな。
役のせいだろうけど実は美人な、市川実日子、も出ていた。
私が見る時は何故かいつも、ちょっと変わった役どころを演じている。
今回は老けメイク?肌荒れメイク?をしていた感じで、やはり美人な一面を隠していた。
モデルさんだからね、実際に目の前に現れたら目を合わせられないね。
俳優陣の事ばかり書いたけど、他も凄い。
CG処理やら、演出やら、日本映画とは思えない完成度だった。
ゴジラだから、やっぱりあるよ、破壊シーン。
でも、違和感ゼロ。
本物のゴジラが暴れて壊しているシーンを撮ったのではないかと言うぐらいにリアルだ。
昔のウルトラマンや、ゴジラは、子供だった私ですら、偽物だと分かっていたからね。
今の子供がシン・ゴジラを観たら、寝られなくなるだろう。
映画が終わった後に、本気でゴジラが来た時の準備をするに違いない。
今の日本のCG処理はバレバレで、CGっぽい場面が出てくるたびに萎えていた。
バレバレなCGでやるぐらいならば、子供時代に観たジオラマ破壊やら、
着ぐるみの方がマシなレベルで、低レベルなCG処理。
それが、今回のシン・ゴジラは本気だったね。本当にリアルだった。
ハリウッドが関わっているのではないかと、疑うレベルで凄い。
某マンガの実写化コスプレ映画は見習った方が良い。せっかくの素材が勿体ない。
とにかく日本映画がショボイ。
好きな洋画は数えきれないほどあるけど、好きな邦画は数えるぐらいしかない。
シン・ゴジラが今後の日本映画に良い影響を与える事を祈る。
以下、続きにネタバレを含む感想。